音楽といつも一緒に、を実現してくれるCD。
こんな便利なものを、誰が発明して、どうやって
作られたのでしょうか?

家に演奏家を呼んで演奏してもらうか、 教会や広場に行かないと音楽を楽しむことができなかった、100年以上も昔のこと。
1877年12月に、エジソンが円筒式の蓄音機を発明したことから、レコード(声や音楽を録音すること)の歴史は始まりました。
やがてレコードの技術は進歩し、まるでコンサート会場にいるように自分の家で音楽を聴くことができるようになったのです。

アナログディスク(ビニール製のレコード。針で音楽の信号を読みとって聴いていた)が広まった1970年後半になると、皆さんも知っているCDの研究が進み、1982年、ソニーとフィリップスの共同開発により、CDが発売されました。

CDは、16ビットPCM*を規格とする、当時のデジタル技術の集大成ともいえるものです。
その後も、20年以上にわたって、数多くの技術の進歩をうけて、音質の改善を重ね、史上もっともたくさんのアーティストの音楽を収録するデジタルフォーマットとして、今なおたくさんの人に受け入れられています。CDのような光ディスクは、情報がデジタル信号で記録されているので、きわめて高音質。また、アナログディスクとは異なり、レコード針との接触もないため、音の劣化もほとんどありません。
下の表を見ていただいてもわかるとおり、CDにはたくさんの音楽情報が入っており、そのためにアーティストの音楽を限りなくライブに近い形の高音質の状態で皆さんに聴いてもらえるのです。

パソコン向けの音楽配信や携帯電話向けの「着うた®」などは、音楽のデジタルデータを送りやすくするために、データを圧縮しています。
一方、スーパーオーディオCDは、符号化方式は異なりますが、CDの約4倍の量の情報が入っており、CDよりさらに高音質になっています。


16ビットPCM*=
ビットとは、コンピュータがあつかう情報の最小単位のこと。
PCMとは、連続する音の情報をデジタルデータに置き換える(符号化)方式のひとつ。
16ビットの場合、音を一定の時間ごとに65,536段階の大きさに数値化していきます。
デジタルデータの品質は「一秒間に何回、何ビットの数値で表現するか」で決まります。
それぞれの数値が大きければ大きいほど、音質は原音(もとの音)に近づくことになります。

☆CDおよびDVDの製造工程は、こちら→  CD  《DVD》

CDの誕生とその後の音質改善により、たくさんの人たちが“いつでも、どこでも、良い音”で音楽を楽しめるようになったのですね。