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ココレポ2017.6.19

『アニセミ』開講記念プログラム「劇場版 ソードアート・オンライン -オーディナル・スケール-」メイキングセミナー開催!

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音楽を中心としたエンタテインメントの学びの場『SONIC ACADEMY』のアニメ版として新設された、実践的な“アニメづくり”が学べる『SONIC ACADEMY アニメ メイキング セミナー(略称:アニセミ)』の開講記念プログラムとして、アニプレックス製作の劇場アニメ作品「劇場版 ソードアート・オンライン -オーディナル・スケール-」(以下、「劇場版SAO」)のメイキングセミナーが、5月20日、27日、秋葉原UDXにて開催されました。

本プログラムでは、「劇場版SAO」監督の伊藤智彦氏と総作画監督・キャラクターデザイン担当の足立慎吾氏のお二人がそれぞれ、アニメ制作の核心を特別にレクチャー。、アニメクリエイターを目指す学生や「ソードアート・オンライン」ファン、アニメ業界関係者ら延べ約200名が参加しました。

今回は、「劇場版SAO」メイキング セミナーをレポートすると同時に、『アニセミ』を主催するソニー・ミュージックエンタテインメント エデュケーション事業部Team Sonic Academyの出水秀和さんにお話を伺いました。

 

「劇場版SAO」メイキング セミナー レポート

 
<メイキングセミナー1>
 『アニメ監督の仕事術~監督・絵コンテ・演出~』
  講師:伊藤智彦氏〈「劇場版SAO」監督〉


実際の素材を豊富に使用しながらセミナーが展開され、課題の絵コンテ制作では、受講者が提出した代表例にその場で赤字を入れて解説。ほかの提出者へもそれぞれに赤字の入った提出物が戻され、さまざまな質問に答える伊藤監督の言葉に、受講者は熱心に耳を傾けていました。

 絵コンテ論、描き方をスライドやホワイトボードで解説

リテイク画面を見せて受講者にその理由を問う伊藤監督

シナリオから絵コンテを起こす課題提出に、監督自らが赤入れ


<メイキングセミナー2>
『一枚の絵からアニメを描く!
~作画監督、キャラクターデザインの仕事〜』
 講師:足立慎吾氏〈「劇場版SAO」総作画監督・キャラクターデザイン〉


キービジュアルや各シーンの絵コンテ、修正画、原画など「劇場版SAO」の制作素材を実際例にして見せながら、絵作りの着想や、描画プロセス、絵を動かす上での設定などを解説。また、受講者から提出された課題の絵に、その場でペンタブレットでデジタル修正を加えて、イラストやマンガとの違いなどを解説したほか、絵を描くことを仕事にするためのアドバイスなどにも話は及び、受講者それぞれに意義深いセミナーとなりました。その様子は、SNSなどへの反響にも表れていました。

アニメにおけるキャラクターデザインとは…。受講者にはセミナーシートも配布された



キービジュアルができるまでの思考プロセス、変遷を解説


絵描き課題があり、提出者全員分を描画システム上で赤入れ


『アニセミ』を主催するソニー・ミュージックエンタテインメント エデュケーション事業部Team Sonic Academy 出水秀和さんのお話

 


――『アニセミ』開催の目的と経緯について

出水:音楽を中心としたエンタテインメントの学びの場『SONIC ACADEMY FES』では、既にアニソン制作やアニメの音響関連のセミナーなどを開催していましたが、ここ数年来劇場アニメのヒット作品も増え、エンタテインメントの一翼を担うアニメ映像の制作に関わるセミナー開催を急務と捉えていました。今回の『アニセミ』開講にあたり、強力で注目すべきタイトルをテーマにしようと「劇場版SAO」の公開に合わせたスケジュールでのプログラム開催を、同じソニーミュージックグループのアニプレックスやA-1 Picturesの関連部門と相談し、クリエイターの先生方の登壇が実現できました。


――『アニセミ』開催発表後の反響は?

出水:開催発表を「劇場版SAO」公式サイトでも情報発信したことで、オープンと同時にファンの方々のアクセスが『アニセミ』オフィシャルサイトへ殺到してサーバーダウンしてしまうというアクシデントに見舞われ、人気作品のパワーを思い知りました。とはいえ、即ちにファンの方々の受講申込で席が埋まったというわけではなく、当初想定していたクリエイター志望の学生ほか、幅広い層からの受講が見受けられました。アニメ制作全般に興味を持たれる方、非アニメ関連業界で仕事をされている方の比率も予想より高かったのが印象的でした。“アニメ”がより普遍的なジャンルとして捉えられてきているように感じました。


―― 受講生の感想などは?

出水:セミナーは、実際の原画や絵コンテ、ラフコンテ、シナリオなどがプリントされた各プログラムごとに配布されるセミナーシートと、スクリーンに映される資料や各シーン映像を合わせながら展開され、他では聞けない「劇場版SAO」の制作プロセスや、人気アニメの実践的な制作テクニックや考え方を、伊藤監督、足立さんのお二人の生の声で直接学べる内容の濃い貴重な機会になったと思います。受講者からも、「実際の絵コンテや映像資料などを用いた解説がとても勉強になった」「はじめて絵コンテを自作できた。もっと作ってみたいと思うようになった」「制作現場の生の話が聞けたので、アニメを見る視点が拡がった」「自分の好きな作品を通して、アニメ制作を学べたのがよかった」「提出した課題に赤を入れてもらえたので勉強になった」といった声をいただきました。受講者の方のレベルに捉われず、今回のメイキングセミナーでは、それぞれの層の方に相当なバリューを感じていただけたと思っています。


――『アニセミ』開催の成果、今後の課題や期待すること

出水:作品主体のプログラム設計が受講者にとってわかりやすく親しみやすいというのは、想定通りでした。馴染みやすいものから普遍的な学びを導き出し、また、作品を「つくる」ことを理解することで、作品世界への造詣を深めてもられば、受講者は作品ファン・アニメファンとして、さらにはインフルエンサーとしても機能してくれると思います。「識ること」は「好きになる」ための大切な材料だと思います。もちろん、『アニセミ』から未来のクリエイターを発掘することも叶えたいと思います。舞台挨拶やファンイベントなどでは、手を伸ばせないような領域をフォローするのも、セミナーイベントのひとつの役割ではないかと思います。

『SONIC ACADEMY』や『アニセミ』の企画・宣伝を担当するソニー・ミュージックエンタテインメント エデュケーション事業部Team Sonic Academy 出水秀和さん


――『アニセミ』の今後の展開について

出水:今回実施した絵コンテ・演出、キャラクターデザイン・作画といった分野に限らず、さまざまな制作分野や作品ジャンルに拡げて、アニメ制作の多様なプロセスや要素を学び・体験する機会を提供することで、アニメの魅力を訴求し、クリエイター予備群の裾野を広げていきたいと思っています。伊藤監督、足立さんのお二人の並々ならぬ熱心な取り組みと、アニプレックスやA-1 Picturesのスタッフの協力によるテーマ選びや素材選び等、プログラム作りに時間をかけられたことで、受講者の皆さんにも満足していただけたと思っています。今後も制作に関わるさまざまな方々の協力を得ながら、一つでも多くの作品の魅力をたくさんの人により深く知っていただくことができればと思います。





『アニセミ』の詳細はオフィシャルHP、公式Twitterアカウントでご確認ください。
オフィシャルHP http://anime.sonicacademy.jp/
公式Twitter https://twitter.com/ani_semi

 



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