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プレスリリース

CD、DVDなど高品質ジャケットの印刷に省エネで環境に配慮した「高感度オフセットUVインキ」を採用

2010年7月12日
株式会社ソニー・ミュージックコミュニケーションズ

株式会社ソニー・ミュージックコミュニケーションズ(本社:東京都新宿区 代表取締役:水野道訓、以下SMC)は、東洋インキ製造株式会社(本社:東京都中央区 代表取締役:佐久間国雄)が開発
した省エネ環境対応高感度オフセットUVインキ「FlashDry®HSシリーズ」(※1)を、株式会社ジャパン・スリーブ(本社:東京都墨田区 代表取締役:金井彬)における生産技術のもとに協業し、CD・
DVDジャケット等の印刷に本格採用いたします。

「FlashDry®HSシリーズ」は、従来のUVインキ(※2)を高感度化することによって、印刷機のUV照射量を削減。印刷機において従来の約1/3、室内空調においても従来の約1/2の電力消費での印
刷が可能になりました。また、印刷工程においても、CO2排出量を約59%削減(※3)しています。また、従来のUVインキと比較して色の再現性、光沢等に優れ、SMCが推奨するカラーマネジメ
ントシステム(CMS)に準じた高い品質要求にも対応可能です。SMCでは環境面、品質面において「FlashDry®HSシリーズ」を高く評価し、高い品質が求められるジャケット印刷への本格的な採用を決定、積極的に展開してまいります。

<高感度UVインキによる消費電力削減イメージ>

(※1) 「FlashDry®HS シリーズ」は、財団法人日本環境協会エコマーク事務局の認定基準をクリアしたエコマーク認定商品です。
(※2)紫外線硬化型インキ。紫外線のエネルギーを利用することによって硬化(乾燥)します。瞬間硬化やインキ皮膜の強さに優れた特性があり、幅広い分野で用いられています。原則無溶剤であり環境に優しいことも特徴。
(※3)株式会社ジャパン・スリーブ調べ。

【東洋インキ製造株式会社 概要】 http://www.toyoink.co.jp/
1907年に設立され、全世界にグループ社員約6,900人を抱える総合色彩化学メーカー。印刷インキ分野では国内トップクラス。塗料・樹脂・粘接着剤・高機能素材といった高分子事業と、顔料・着色剤・電子
メディア材料などの色材事業を基幹事業とし、スペシャリティケミカルメーカーを目指し新事業、新製品開発も積極的に推進している。

【株式会社ジャパン・スリーブ 概要】 http://www.japansleeve.co.jp/
1968年設立。音楽・映像・電子メディア(CD、DVD、ビデオ、PCソフト他)パッケージの印刷・製造において高い技術を持ち、「デジパック」他多くのライセンス商品、特殊仕様パッケージ、独自商品を手掛ける。
近年はその高い品質と技術力で他業界のパッケージ作りへビジネス領域を広げている。

【株式会社ソニー・ミュージックコミュニケーションズ 概要】 http://www.smci.jp/
1987年設立。音楽ジャケットのデザイン・製版・印刷からスタートし、現在は、音楽はもとよりゲームや映像作品のパッケージ制作、ライブグッズ制作、広告・販売促進ツール制作・ウェブサイトの企画制作、イベントや店舗などの空間プロデュース、ネットワークソリューションなどへとビジネスを拡大。エンタテインメント業界で培ってきたノウハウとインフラを活用して、ソニーグループ以外の企業のパッケージ制作、広告・販促の企画制作においてもビジネスを幅広く展開中。

以上