SONY

プレスリリース

映画『のだめカンタービレ最終楽章』にピアニストのラン・ランが参加!

2009年11月16日
株式会社エピックレコードジャパン

株式会社エピックレコードジャパン(本社:東京都港区、代表取締役 小林和之)は、12月19日 公開の映画「のだめカンタービレ最終楽章 前編&後編」(後編2010年4月17日公開)のオリジナル・サウンドトラック「のだめカンタービレ最終楽章」を発売いたしますが、そこに収録される主人公 であるピアニスト“のだめ"の劇中ピアノ演奏に、世界最高峰のピアニスト「ラン・ラン」が参加し、奇跡のコラボレーションが実現しました。「ラン・ラン」は、世界でもTOPピアニストの一人として、コンサート活動はもちろん、北京オリンピック開会式でもパフォーマンスするなど、現在最も注目されているアーティストです。また、ソニー株式会社のアンバサダーとして、2008年4月から3年のスポンサー契約を結んでいます。

ラン・ラン参加の経緯

「のだめカンタービレ」の映画化決定後、スタッフは「成長を遂げた“のだめ"の演奏には世界最高のピアニストを起用したい」という強い思いを抱きつつ、候補の選定に入った。2008年12月、自由奔放かつ繊細、そのレパートリーの多彩さと、観客を魅了する演奏が、まるで“のだめ"自身とも思わ れるラン・ラン(COLUMBIA ARTISTS MUSIC,LLC所属)に、参加を打診。2009年1月のコンサート来 日時には、武内監督及び、若松プロデューサーが、リサイタル大阪公演を観賞。演奏スタイルと、表現される音楽から「もう、のだめはラン・ランしか考えられない!」ということになった。

急遽その当日の楽屋で対面となったラン・ラン自身からも、“のだめ"のブームは既知で前向きな感触を得る。起用は正式決定していなかったものの、武内監督のオファーにより、急遽のだめ役の上野樹里も、翌日の東京サントリー・ホール公演を鑑賞。その演奏の様子から、イメージを膨らませ てもらった。音楽制作スタッフの情熱的なアプローチ、所属レコードレーベルである、ドイツ・グラモ フォン、ユニバーサル ミュージック合同会社の協力を得て、4月には正式に参加が決定。

しかし、月に2~3週間、世界中を公演してまわるラン・ランのスケジュールを確保することは至難 の技。公演の合間を縫い、5月にはニューヨークで“のだめ"をイメージしたデモ録音を敢行。その模様を撮影した映像、音源は、“のだめ"のピアノ演技を行う上野樹里のもとに早速届けられることとなった。6月上旬の2日間、ラン・ランがリサイタルで滞在中のミラノにおいて、前編登場の「トルコ行進曲」を含むピアノ・ソロ5曲を録音。さらに8月下旬には来日、東京で映画の後編クライマックスシーンに登場する、ショパンとラヴェルのピアノ協奏曲を“のだめオーケストラ"と共に各1日で録音。そのほか後編に登場する難曲の数々を含めて、わずか3日間のうちに楽曲を仕上げた。

ショパンの収録時には、上野樹里もホールに駆けつけレコーディングの模様を見学。会話をかわして自身の役作りの参考にした。当初は協奏曲の録音のみを考えていたスタッフだが、劇中の“のだめ"の演奏はすべて自分が演奏したいという想定以上の嬉しい申し入れにより、映画前後編にわたる“のだめ"のピアノは完全にラン・ランによるパフォーマンスという奇跡が実現することとなった。この演奏は、コンサートさながらの臨場感を楽しめる劇場で堪能することができる。また、12月9日発売のオリジナル・サウンドトラック「のだめカンタービレ 最終楽章」(EPICレコードジャパン)では先行して全ての登場楽曲を耳にすることができる。

ラン・ラン(郎朗/Lang Lang)プロフィール

ラン・ランの名は中国語で“輝き"を意味する。1982 年に中国のシェンヤンに生まれ、3歳の時にピアノを学び始める。5歳の時、初めての発表会後のシェンヤン・ピアノ・コンクールにて第1位を受賞。9歳で北京の中央音楽学院に入学、13歳で第2回チャイコフスキー国際青少年音楽家コンクールで第1位となる。その後フィラデルフィアへ移住し、かのカーティス・インスティテュートでゲイリー・グラフマンの下で学び、2002年に卒業。この間にも、アジアのオーディエンスとの強い繋がりを維持し続けていた。

最近では、その傑出した音楽の才に対し、初のレナード・バーンスタイン賞が贈られた。ここ数年間では、有名なインターナショナル・フェスティバルに参加するだけでなく、世界でも第一線のオーケストラや指揮者と、有名なコンサート・ホールで共演している。2008年の北京五輪開会式でのパフォーマンスや、ジャズの巨人ハービー・ハンコックとのツアーなど活躍の幅はどんどん拡がる一方である。最新アルバムは2009年10月28日発売の「チャイコフスキー&ラフマニノフ ピアノ三重奏曲」(ドイツ・グラモフォンより)。

<公開情報>
映画「のだめカンタービレ 最終楽章 前編&後編」
前編:2009年12月19日公開/後編:2010年4月17日公開

<リリース情報>
オフィシャル・アルバム「のだめカンタービレ 最終楽章」2009年12月9日発売

<コンサート情報>
“のだめオーケストラコンサートアニメ編 最終楽章"~楽しい!オケ入門コンサート~
2010年1月12日(火)開演時間18:30 Bunkamuraオーチャードホール
2010年1月13日(水)開演時間18:30 Bunkamuraオーチャードホール
2010年1月14日(木)開演時間18:30 NHKホール

<のだめカンタービレ最終楽章オフィシャルホームページ> www.nodame-movie.jp
<のだめオーケストラ オフィシャルホームページ> www.nodame-orche.com


以上