SONY

プレスリリース

米国ソニー・ピクチャーズテレビジョンと株式会社アニプレックスがアニメ海外配信事業の統合を発表 米国拠点のFunimation、フランス拠点のWakanim、オーストラリア拠点のMadman Anime Groupを統合
10月よりTVアニメ『Fate/Grand Order -絶対魔獣戦線バビロニア-』を各配信プラットフォームにおいて先行独占配信

2019年9月24日
株式会社アニプレックス

(C)TYPE-MOON / FGO7 ANIME PROJECT
(C)TYPE-MOON / FGO7 ANIME PROJECT

株式会社ソニー・ミュージックエンタテインメント傘下の株式会社アニプレックス(本社:東京都千代田区、代表取締役:岩上敦宏、以下、アニプレックス)は、Sony Pictures Entertainment Inc.傘下のSony Pictures Television, Inc.(本社:米カリフォルニア州、会長:マイク・ホプキンス、以下、SPT)と、ソニーグループ傘下のアニメ配信関連3社の統合を発表いたします。SPTとアニプレックスは、米国拠点のFunimation Productions, Ltd.(以下、Funimation)、フランス拠点のWakanim S.A.S.(以下、Wakanim)、オーストラリア拠点のMadman Anime Group Pty. Ltd.(以下、Madman)を共同で保有し、Funimationのゼネラルマネージャーであるコリン・デッカーが3社を率います。

本統合によりFunimationは、各社が運営するプラットフォームに配信する作品の獲得を行い、配信を軸に、劇場配給、パッケージ、商品化、イベントなど、世界中のアニメファンの皆様に、より良い体験を全方位でお届けする環境を構築して参ります。

その皮切りとして、アニプレックスが製作するTVアニメ『Fate/Grand Order -絶対魔獣戦線バビロニア-』を10月5日より、Funimationの「FunimationNow」、Wakanimの「Wakanim.TV」、Madmanの「AnimeLab」において先行独占配信いたします。本作品は、全世界で4,100万ダウンロードを超えるスマートフォン向けRPG『Fate/Grand Order』初のTVアニメシリーズです。

■SPT 会長 マイク・ホプキンスのコメント
SPTにとって、アニメは重要な成長領域です。この統合により、配信、劇場配給、パッケージ、商品化、イベント等のビジネス領域において豊富な事業経験を得ることができ、世界のファンへのリーチを迅速に構築することができます。世界規模でのマーケティング力を携え、日本アニメに携わる皆様、また世界中のアニメファンの皆様に最高の体験をお届けして参ります。

■アニプレックス 代表取締役 岩上敦宏のコメント
この度、ソニーグループ傘下のアニメ配信関連3社の統合により、数多くの日本のアニメ作品が世界規模で配信展開されることを非常に嬉しく思います。今回の取り組みを通じて、日本アニメの発展・拡大に寄与して参りたいと思っております。

■Funimation ゼネラルマネージャー コリン・デッカーのコメント
25年に渡りFunimationはクリエイター、パブリッシャー、ファンに貢献して参りました。素晴らしい人材・ブランドと共に、この先の25年も日本アニメ発展のサポートを更に拡大できるものと考えております。

<参考資料>
【株式会社アニプレックス 概要(2019年4月1日現在)】

本店所在地: 東京都千代田区
代表者: 代表取締役 岩上敦宏
主な事業内容: アニメーションを主とした映像および音楽作品の企画製作を中心に、パッケージ商品等の発売や配信といった流通や、ゲームアプリやグッズ等派生商品の開発、ミュージカルやイベント等の興行を全世界規模で手がける、総合エンタテインメントカンパニー。

【Sony Pictures Television, Inc. 概要(2019年4月1日現在)】
本店所在地:米国カリフォルニア州 
代表者: 代表取締役 Mike Hopkins(マイク・ホプキンス)
主な事業内容: Sony Pictures Entertainment Inc.の子会社で、テレビ業界をリードするコンテンツプロバイダーの一つ。同社は世界中のさまざまなプラットフォームに向けて、あらゆるジャンルの番組を制作・提供しており、提供コンテンツとしては、受賞例のある映画やテレビ番組、番組フォーマット等から成る業界最大級のカタログに加え、高視聴率の昼ドラマ及びゲームショー、オフネットワークシリーズの名作、オリジナルアニメシリーズ、大人気のプライムタイムドラマ、コメディー、テレビ用映画などを誇る。制作ビジネスの展開は米国だけではなく、13ヵ国に24の100%子会社、もしくはジョイントベンチャーによる関連制作会社を保有。

【『Fate/Grand Order』について】
『Fate/Grand Order』はアニプレックスがパブリッシャーとして配信するスマートフォン向けRPG。ゲームの制作にはTYPE-MOON武内 崇氏や奈須きのこ氏をはじめとするクリエイター陣が参加し、作品を彩る豪華声優陣も集結。メインストーリーに加え、サーヴァントごとに個別のストーリーがあり、500万字を超えるボリュームのシナリオが展開されている。また、日本国内のみならず、中国・香港・マカオ・台湾・北米・韓国・オーストラリア・シンガポール・フィリピン・ベトナム・タイでも配信され、現在までにダウンロード数は全世界で4,100万を越え、ますます広がりを見せている。

公式サイト:https://www.fate-go.jp/

【『Fate/Grand Order -絶対魔獣戦線バビロニア-』について】
『Fate/Grand Order』の第一部において全体構成を担当した奈須きのこ自らがシナリオを担当し魅力的なキャラクターたちと壮大なストーリーで、七つめの特異点として第一部の最後を飾った人気の高いエピソードをTVアニメシリーズ化。

<INTRODUCTION>
人理継続保障機関・カルデアは、 魔術だけでは見えない世界、 科学だけでは計れない世界を観測し、 2017年で絶滅することが証明されてしまった人類史を存続させるため日夜活動を続けている。
人類絶滅の原因、 歴史上のさまざまな箇所に突如として現れた「観測できない領域」――“特異点"。
カルデアに唯一残されたマスター・藤丸立香は、 デミ・サーヴァントのマシュ・キリエライトとともにこの特異点の事象に介入することで、 これを解明、 あるいは破壊する禁断の儀式――“聖杯探索(グランドオーダー)"を遂行してきた。

今回、 新たに発見されたのは七つ目の特異点――紀元前2655年の古代メソポタミア。
不老不死の霊草の探索を終えた、 “賢王ギルガメッシュ"が統治し繁栄を誇ったウルクの地は、 三柱の女神と数多の魔獣による蹂躙で滅亡の危機にあった。
そして、 過去への時間旅行――“レイシフト"によってウルクの地に辿り着いた藤丸とマシュが出会うのは、
魔獣の猛攻を食い止める要塞都市・絶対魔獣戦線と、 脅威に曝されながらも懸命に生きる人びとの姿だった。
襲い来る神々と魔獣。 そして、 それに抗う人類―。

そこは人と神が袂を分かつ、 運命の時代。
六つの探索(オーダー)を駆け抜けてきた二人――藤丸とマシュが挑む最後の戦いが始まる。

公式サイト:https://anime.fate-go.jp/ep7-tv/

本件に関する会社情報