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プレスリリース

「Ultra HD Blu-ray™」ソフトの制作・製造を開始 ~コンテンツ制作とディスク製造の両面から高品質なパッケージソフト制作をサポート~

2016年3月8日
ソニーPCL 株式会社
株式会社ソニーDADCジャパン

ソニーピーシーエル株式会社(本社:東京都品川区、代表取締役:武田 邦裕、以下ソニーPCL)と株式会社ソニーDADCジャパン(本社:静岡県榛原郡吉田町、代表取締役:石原 浩一、以下ソニーDADCジャパン)は、Ultra HD コンテンツに対応している「Ultra HD Blu-ray™」規格のソフトの制作・製造を開始いたしました。
今後は、ソニーPCLによるコンテンツ制作(エンコード、オーサリング)からソニーDADCジャパンによるディスク生産(プレス、パッケージング)に至るまで、両社連携による一貫した制作・製造プロセスを構築することによって、「Ultra HD Blu-ray™」のパッケージソフト制作を円滑にサポートしてまいります。

ソニーPCLでは、4K の可能性を追求した映像制作への要望に対応するため、2015 年にクリエイションセンター(東京都品川区西五反田)の編集環境を更新※。併せて、ITU-R BT.2020 の色域やハイダイナミックレンジ(以下、HDR)に対応した撮影、カラーグレーディングなどの映像制作技術を検証、各種ファイルフォーマットや上映デバイスを前提とした、マスター制作のノウハウを蓄積してきました。そして今回、「Ultra HD Blu-ray™」の制作環境として、ソニー製の HEVC エンコーダーを導入。ITU-R BT.2020の色域、HDR を含む、高品質な 4K 映像を、「Ultra HD Blu-ray™」へ収録するための体制を整えました。エンコードやオーサリングのみならず、マスター制作と共にご利用いただくことで、「Ultra HDBlu-ray™」のポテンシャルを最大限に引き出す高画質映像をご提供いたします。
一方、ソニーDADCジャパンでは、これまでの Blu-ray Disc™、Blu-ray 3D™製造で培った技術を応用し、マスタリング工程における、フェーズ・トランジション・マスタリング微細加工技術(PTM)を採用した原盤製造装置(PTR-3000)を最適化することによって、66GB/100GBといった大容量の原盤制作が可能となりました。
また、レプリケーション工程では、50GB/66GBのディスク製造については既存のBD-ROMのデュアルレイヤー製造ライン(以下、BD-ROM製造ライン)を転用することにより、また100GBのディスク製造については、BD-ROM製造ラインにもう1層分を形成する装置の追加により、製造が可能となりました。
両社は、これまでにもDVDやBlu-ray Disc™、Blu-ray3D™のソフト制作・製造で、密接な連携体制を構築しており、「Ultra HD Blu-ray™」においても両社一体となり、充実したパッケージソフトの普及に向け、高品質なサービスを提供してまいります。

※2015 年 8 月から 9 月にかけて、クリエイションセンターの各種 4K 編集室を更新。
「208 Rio 8K Editing Room」では、4K はもちろん、8K 映像編集に対応しています。
参考:「ソニーPCL「Pablo Rio 8K」導入を決定 4K から 8K まで、多彩な映像表現のサポート体制を構築」
http://www.sonypcl.jp/sonypcl/press/press15/150622.html

・“Blu-ray Disc™"、“Blu-ray™"、“Blu-ray 3D™"、“Ultra HD Blu-ray™"は、Blu-ray Disc Association の商標です。
・記載されている名称等は、一般に各社の商標または登録商標です。

【本件に関するお客様からのお問い合わせ先】
ソニーPCL 株式会社 コンテンツサービス事業部
〒141-0031 東京都品川区西五反田 3-6-2 TEL:03-3492-9740
HP:http://www.sonypcl.jp/
営業窓口:同上

株式会社ソニーDADCジャパン
〒421-0305 静岡県榛原郡吉田町大幡 1300-1
HP:https://www.sonydadc.co.jp/
営業窓口:株式会社ソニー・ミュージックコミュニケーションズ パッケージメディアカンパニー
TEL:03-3266-7825